賃貸住宅に住んでいる人は、契約を結ぶ際、火災保険にも加入しているはず。貸し主からすると、もし借り主が過って火事などを出してしまった場合、損害を賠償してもらう必要があります。このため、賃貸契約時に借り主に借家人賠償責任補償への加入をすすめるわけです。借家人賠償責任補償は一般に火災保険とセットで加入する商品なので、借り主は家財の火災保険に加入し、そこに借家人賠償責任補償、さらに個人賠償責任補償も併せて3つセットで加入することになります。家財に地震保険をかけたい場合は、この火災保険とセットで加入します。
注目したいのは、火災保険は建物の構造などの条件が大きく変わらない場合、住所変更すれば引っ越し先でも有効、ということ。保険会社に手続きすれば持ち運びできるんです。木造アパートからマンションに移る、遠方に引っ越すなど条件が変わる場合は、今加入している火災保険を解約して加入し直しを。解約した保険は残りの期間分の保険料が戻ってきますから、忘れずに。